本日 109 人 - 昨日 58 人 - 累計 52825 人
サイトマップ

今日の稽古の話。


その日、高橋は戦慄した。高谷先輩の狂人さに。

お袖役が不在だったために、代役で彼に立ってもらったのだが、面と向かったときの圧が大きかった。
もともと、おもしろい人だと思っていたが、稽古とは言え芝居で対面したのは初めてのことである。

油断していた、完全に。

全力で笑わせにくるのだ。いや、もしかしたら、彼は笑わせようとは思っていないのかもしれない。しかし、何をしてもおもしろいのだ。

笑ってしまった。なんなら、吹き出してしまった。とても大事な、シリアスなシーンだというのに。ぺーぺーの高橋は、必死に笑いを堪えようとして堪えきれずに、笑うしかないのである。

問題は、高橋が大の笑い上戸なところにもある。思い出し笑いで軽く小一時間は笑い続ける自信があるのだが、それも敗因のひとつだろう。つまり、今日の稽古の高谷先輩を思い出して、次回の稽古も笑い出す可能性があるということだ。恐ろしいにもほどがある。

必死に作品と自分の役に集中したいと思う。

そんな高谷先輩は電気屋として登場する。瞬きせずに、彼に注目してほしい。


座敷童子の千代役、高橋結希でした。

6BB6D3E8-F118-47EA-86DD-926DC31F74A0 画像

コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):